ブログ18 資格の勉強⑥

 税理士試験はほとんど記述式で行われます。つまり、語句や文章を正確に覚えた上で書けなければなりません。社会保険労務士試験のように少しあやふやな記憶では全く点数が取れません。加えて、私にとっては、読んでもらえる字で書くというのも一つのハードルでした。

 加えて選択した受験専門校の講座が悪すぎました。当時、新会計基準の公表が相次いでいる時期でしたが、財務諸表論テキストのどこにも記載されていません。特典があったので2年目も同じ受験専門校で勉強したのですが、本試験で2年連続してテキストのどこにも書かれていない問題を見たときは愕然としました。

 そうして3年目に入り、まずしたことは他の受験専門校のテキストを手に入れることでした。当時はヤフオクぐらいしかなかったのですが、入手した理論テキストに新会計基準が掲載されていることを知り、みたび愕然とした記憶があります。

 さて、税理士試験講座は1科目ずつでも受講料が高いことから、直前期まではヤフオクで購入したやや古いテキストや問題集で勉強し、直前期のみ受験専門校の直前対策講座を受講することにしました。

 会計科目の場合、頻繁に改正があるわけではないので、このやり方で間違いはなかったのですが、問題は、ペースメーカーがないので直前期まで怠けすぎてしまうこと。5月からの残り3か月で突貫工事を行ってもなかなか合格レベルに達しないまま本試験を迎えるはめに。

 それでも財務諸表論にようやく合格し、さらに簿記論合格まで受験回数を重ねました。何年かかったかここでは申し上げませんが、経歴のところから逆算していただければ大体見当がつくかと思います。

なお、税理士試験勉強中、次のようなことがありました。

  • 簿記論第1問の最初の問題を暗算で解いたものの間違え、自動的に次も誤り。簡単な問題だっただけに5点以上の失点?
  • 直前対策講座受講中に他社の答練問題を入手して勉強していたものの受験1か月前にスランプに突入。
  • 合格に自信を持って試験会場から2時間かけて帰宅途中、あと5分ほどで自宅に到着のところでケアレスミスに気づき一気に落ち込み。

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