当時社会保険労務士の合格発表は11月でしたが、受験専門校の解答速報で自己採点しており、マークミスがなければ合格だろうと思っていましたので、次をどうするかずっと考えておりました。
何しろ、県税事務所勤務ですと社会保険労務士にお会いすることがありません。社会保険労務士の方にとっては大変失礼な話ですが、もし、将来独立するとした場合、どうやって営業活動していくのかわかりませんでした。
そこで、社会保険労務士試験合格の後、妻にお願いしたことがありました。
それは、今度は税理士試験を受けるので受講料を再度家計から出して欲しいということでした。複数校からパンフレットを取り寄せ、検討した結果、簿記論と財務諸表論を一体で勉強する講座を選びました。別々に受講するより受講料は安いのですが、それでも社会保険労務士直前対策講座の3倍近い受講料でした。
税理士試験は、簿記論と財務諸表論の会計2科目と、税法3科目(法人税法又は所得税法は必須)の計5科目合格する必要があります。受験数は何科目でも大丈夫ですが、1科目ごとに合格する必要があります。こちらも何らかの調整が行われるようですが、そもそも正解も配点も公表されていません。合否(現在、不合格の場合は点数)が通知されるだけですので、試験対策も難しいです。
さて、当初は3年ほどで5科目合格するつもりで勉強を開始しましたがとんでもない話でした。何年かかけて5科目合格する官報合格者は年に1000人いない状況です(令和7年度は527人)。受験専門校のパンフレットでは2~3年で5科目受講のパックが紹介されていますが公認会計士の試験に合格できる人でないとまず達成は困難ではないかと思います。
税理士試験はそのような最難関資格ですが、勉強開始当時で税務経歴15年まであと数年でしたので、2科目免除を受けられる可能性が高かったことが後押しとなりました。
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